月次決算の早期化は会社にとって重要と考えています。
月次決算を早期化することは、「経理」だけでは限界もあると感じており、最初はマンパワーで乗り切ることもできるかもしれませんが、結果的には継続が難しくなります。
月次決算の早期化を考えるときは、数字の入口から整理してみましょう。
私は、過去に勤めていた会社で、10営業日の月次決算を5営業日することができたので、経理側の行動として参考になれば。
月次決算の早期化
月次決算の流れをざっくりと「売上」で書いてみると次のようになってきます。
①営業(現業)から数字が出る(請求書の発行)
②経理に数字の連絡が来る(売上の請求書が届く)
③仕訳にする
④試算表に反映される
ここで重要となるのは、
①営業(現業)から数字が出る(請求書の発行)
②経理に数字の連絡が来る(売上の請求書が届く)
の2点。
つまり、経理に届くまでのプロセスが重要であり、ここは「経理」だけで解決できるものではなく、他部署(営業や現業)の方の協力も必要となります。
ただ、ここを改善しないことには月次決算の早期化が進まないので、まずは数字の入口となるところに取り組んでみましょう。
月次決算の早期化のために数字の入口整理
月次決算の早期化のために、「売上」部分で取り組んだことは次の3つ。
①他部署からの数字出るタイミングを知る
②他部署からの経理へ連絡する方法を知る
③他部署と一緒に①と②改善する
①他部署からの数字出るタイミングを知る
数字がどのタイミングでできるか知っておくことが大切です。自社の請求書の発行だけで売上ができることもあれば、取引先と金額が決まらず請求書を出すだけでは決まらないこともあります。
もし、月次決算のタイミングで金額の折り合いがつかないことが頻発しているなら、ここの原因を探ることも必要。
細かな作業ではありますが、ここは数字の入り口部分になるため、取り組んでいきましょう。
②他部署からの経理へ連絡する方法を知る
営業(現業)から連絡(報告)がどのようにくるかも知っておく必要があります。
連絡と言っても今は、システムへ入力することで連絡(報告)となることもあるかもしれませんが、ここのがネックとなることもあります。
よく起こるパターンとしては、
・入力が遅れる
・ミスが出る
ここの部分はどのような問題があるのか、洗い出しをしてみましょう。
③他部署と一緒に①と②改善する
経理としては、月次決算の早期化が目標になっているかもしれませんが、営業(現業)側からすれば、そこまで気が回らないことも事実。
だからこそ、一緒に改善していくことを提案していきます。
何が問題になっているか、どうすると早く、正確な数字が出るか確認してみましょう。
ここでは、経理側のメリットだけではなく、営業(現業)にもメリットが出る(例えば、入力がラクになるなど)方法を一緒に考えて改善していくことで、大きく月次決算の早期化につながります。
まとめ
月次決算の早期化には、数字の入口から出口までをいかにスムーズに行うかがポイント。
そのためには、経理だけではなく、月次決算に係わる他部署のことも一緒に改善していくことが必要になります
経理は数字ができるゴールにいますので、経理側からスタートへ遡り、他部署も巻き込んで月次決算の早期化を進めてみましょう。
【編集後記】
土曜は、Blogの改善。新しいプラグインを使ってみました。今のところ問題なく使えています。
日曜は、スイミングと筋トレをして久しぶりに60分ほどの昼寝。夜は新規の打合せでした。
【新体験】
・新しいプラグイン
・blogの自動ツイート
・個別コンサルティングのページ作成
・新規案件のお客様とカエル食堂
・経理グループでMTGの設定