※値付け
サービスメニューの値段をいくらにするか。
特に、ひとりで仕事をしていくと、値付けによって大きく事業展開も変わってきますので、とても重要な項目になります。
私は、値付けは計算と覚悟だと思っており、安ければいい、高ければいいとは考えていません。
値付けに必要なこと
値付けのときに考えたいことは、ふたつ。
・値付けの計算
・値付けの覚悟
です。
①値付けの計算
ひと月の経費合計が100円で、売上が100円なら、手元にお金は残りません。
経費が100円で、売上が200円であれば、手元に100円残る計算になってきます。
では、どうやって200円を決めるか。
ここは、経費から計算する方法をおススメしていて、ひと月の経費が100円なら、目安としての売上は250円。
なぜ、この計算になるかというと、
売上を上げるには、自分の時間や労力に加えて、経費もかかります。
更に、事業の継続をしていくには、利益の確保も欠かせません。
それらを考えると、売上に対して、給料:経費:利益=4:4:2が目安になってきます。
(※物販や飲食店など、仕入れがないことを前提としています。)
これを考えて、売上250であれば、給料:経費:利益=4:4:2=100:100:50が計上では必要になってくるので、参考にしていただければ。
②値付けの覚悟
値付けをするときの、ふたつ目は覚悟。
計算上の決め方は、前述の通りになりますが、自分の覚悟も必要となります。
同じ商品であれば、安いほうを買った方がいいのは、みなさん異論はないと思いますが、加買うときは誰から買うかも必要ではないでしょうか。
高くても、この人から買いたい。と思ってもらうことは必要で、そのために、他社との違いを作ったり、サービスを磨いていくしかありません。
ただ、最終的に値段を決めるのは自分。
そのため、自分を低く見積ったり、買ってくれなかったらどうしようと考えすぎると、うまく値付けができなくなります。
値付けのときは、覚悟を持ち、堂々と出していきましょう。
もし、そこで選ばれないときは、またサービスを磨き直すせばよく、値段で勝負はしないことをおススメします。
まとめ
サービスを作るときに、値段が決まらないと思ったら、まずは①値付けの計算をやってみましょう。
そこに、自分の覚悟と合わせて出していけば、納得のいく値付けができると考えています。
サービスを磨き続けることは、前提であるものの、磨いてばかりでも、買っていただけません。
いったんは、覚悟を持って販売しながら、磨き続ければいいのではないでしょうか。
起業後の値付けに迷ったときは、計算と覚悟を思い出していただければ。
【編集後記】
昨日は、月次決算をひと通り引継ぎしました。夜は月次決算の報告。思った以上に事業が伸びていっているので、今後は法人成りの検討も視野に入れているお客さまです。
コロナはあるものの、社長の気持ちや思いが強く、こちらも学ばせてもらう部分があります。
【新体験】
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