会社員で経理していたときに感じたのは、強気でいってもいけないし、弱気でもいけない、中立の立場を持っておくことが必要ということ。
経理を始めて7年くらいほど経ったとき、経理は強気でも弱気でもいけないと感じました。
強気な経理と弱気な経理
経理を始めて7年くらいのとき、とある製造会社の経理をしていました。
製造会社であるため、現場が最優先の色が強く、経理はどちらかというと弱めの立場の会社でした。
製品を作って販売する以上、営業や製造がメインになってくるのは当然です。
ただ、弱気になって何も言えないのでは、経理の意味がなく、お金の管理や売上管理はもちろん、原価管理をする意味でも、経理として必要なことは言わないといけません。
入社当初は他の部署の方にお願いすることも多く、人によっては経理を毛嫌いしている方もいて、経費精算や請求書の修正になかなか応じてもらえず、苦戦したこともあります。
そんな中でひとつ守っていたのは、相手が間違えたからと言って強気にならず、相手が年上や上司であっても弱気にもならないこと。
人間なのでミスを絶対にしないということは難しいでしょう。
だからこそ、相手のミスを攻めるのではなく、どのようにすればミスを防げるか一緒に考えるスタンスを取っていました。
経理は、他部署の年上の方や役職が上の方とやり取りをすることも多くあります。
どのような方に対しても、弱気にならず、正しい方向へ導いていくことも経理に必要なスキルではないでしょうか。
経理の仕事を伝える
経理の仕事のほとんどは、他の部署には理解されていないという認識で問題ありません。
経理の仕事内容はブラックボックスになりやすく、全ての社員に対して話してもいい内容と話してはいけないこともあります。
そのような状況において、私が意識して伝えていたのは、会社の数字を管理していく上で現場の方に協力してもらわないといけないということ。
経理は、会社のお金を管理している部署であり、会社の守りの部分であり、ときには細かな要求をしなくてはいけないこともあります。
現場や営業の方は、会社の攻めの部分を担当してもらっているため、
『なぜここまで必要なのか』
『何が目的で目的やなぜ必要か』
『ここまでする必要があるのか』
など、細かな部分で説明を求めてくることもあるでしょう。
聞かれるたびに説明をしていくのは、ストレスが出る場合もありますが、経理を知ってもらうことは、その方だけではなく会社を良くすることにもつながります。
もし、現場や営業の方から質問があったときは、経理の仕事を知ってもらうチャンスです。
疑問をひとつずつ解消して、経理の仕事を知ってもらいましょう。
まとめ
どのようなときであっても、経理は筋の通った対応をすることが欠かせません。
それが年下であっても、年上や上司であっても変わらず、経理としての正しい考え方や方向性を持っておく必要があります。
経理のミスはお金に直結することもあり、落ち着いた対応をしないとミスを誘発する可能性もあるでしょう。
経理は、会社の中で強気でもなく、弱気にもならないことが求められるのではないでしょうか。
【最近の新体験】
金乃竹 塔ノ澤
JR小田原駅
箱根焙煎珈琲の珈琲ソフト
とあるメンバーの相談に乗る