※旅行も計画が必要
独立するなら、事業計画を作ることをおすすめします。
「計画を立ててもうまくいかない。」
「計画は途中で変更するから必要ない。」
と言われることもありましたが、私は計画を立てて起業しました。
計画がすべて上手くいくわけではないし、途中で計画にないことが発生したこともありますが、私はその都度、計画を見直し修正しています。
今回は、起業する前に事業計画を作る目的を書いていきますので、参考になれば。
事業計画の書き方
事業計画と聞くと、売上や経費などの数字のことだけを考える方もいるのではないでしょうか。
確かに、売上や経費を書いて、資金繰りを作ることもしますが、それ以外にも計画に必要ことがあります。
例えば、次のようなもの。
創業動機 | なぜ、この仕事を始めたいと思ったか? 創業のきっかけや、顧客のニーズをもとに書き出す |
商品やサービス | 商品やサービス(メニューのように箇条書き) セールスポイント |
経歴、経験 | 経歴、経験:これまでの実績 |
業界の動向 | 市場全体の動向や競合他社の状況 その業界を利用する方はどのような方か? |
具体的な内容 | どのようなことに取り組みますか? どのような商品・サービスか |
創業の場所 | 店舗かオンラインか |
お客さま | ターゲットとするお客さま |
販売方法 | リアルかオンラインか |
自己分析 | 自分の強み/弱み |
販売 | PRの方法や時期 販売価格の設定 |
お金 | 必要となる資金の総額(設備+運転) 資金の調達方法(自己資金・借入金額及び借入時期) 収支計画(資金繰り) |
これからを決めることで、事業がより具体的に考えることができるので、作るときの参考にしていただければ。
やりたくないことを決める
事業計画を決めるときには、やりたいことを書くイメージがあるかもしれませんが、私は「やりたくないこと」をベースに決めています。
これはやりたいことをベースに書き出すと、無数に出てきてしまい、まとめるのが難しくなるから。(私だけかもしれませんが)
独立は、
・やりたいことがある方
・やりたくないことがある方
に分かれると考えていて、私は『やりたくないことがある』方が強く、それを考えて独立を選んでいます。
具体的には、通勤、スーツ、やり方を決められるなどがあり、会社には向いていないと感じていました。
やりたいことをまとめられない場合は、事業計画を「やりたいこと」をベースに作ってみてはいかがでしょうか。
事業計画の数字
事業計画の最後は、数字を書き出していきます。
主に書いていくのは、
①メニュー
②売上
③経費
です。
①メニュー
メニューは多くなるとまとまりにくくなるので、最初は3つほど用意すれば十分。
メニューでは、松竹梅のように3段階作っておくと、お客さまが選択しやすくなるので、おススメです。
私の場合は、経理業の中に3つの松竹梅を作成しています。
②売上
売上は、単価×数量(人数)になるので、単価と目標の人数を出しましょう。
特に難しいのは、単価。
起業当初は単価設定が難しく、低めに設定してしまうことがあるので、注意しましょう。
実は、私も最初の単価設定が分からず、低く設定してしまい、その後の単価改定に苦戦しました。
単価は、自分が思った金額を自信を持って書き出すことが必要です。
どうしても単価が分からない場合は、競合を確認するのも手ですが、最終的には自分の納得のいく単価にすることが、事業を継続していく上のコツです。
③経費
経費は独立してみないと、完全に把握するのは難しいでしょう。
ただ、最大値は設定しておいたほうが無難。
特に、事務所を借りるなど、固定費を上げすぎると資金繰りが苦しくなるので、まずは経費をできるだけ抑えらる方法を考えてみます。
今だと、自宅開業というのも増えてきているので、固定費を抑えるなら、自宅開業がおすすめです。
この他で注意したいのは、「旅費交通費」や「接待交際費」。
これらは、独立当初につい使ってしまいがちな経費になるので、自分の中で最大値を決めて起き、その範囲を超えないように注意が必要です。
独立において経費は投資。
基本は、「売上につながる」ことを前提に考えておきましょう。
まとめ
起業をするときは、勢いが必要な場合もあります。
ただ、勢いだけではいずれ止まってしまい、事業の継続が難しくなってしまうのではないでしょうか。
そうならないためには、起業を考えている段階から事業計画を作ることで、事業を客観的に見たり、数値化することができます。
さらに、事業計画の精度を上げるなら、それを知り合いや、すでに独立されている方に見てもらうのも手です。
人に説明できるくらいの事業計画が作れたら、あとはそれにしたがって進んでいくことができます。
途中で修正が必要になったら、修正していくことで、事業計画の作るスキルも磨かれ、精度も上がっていくでしょう。
事業計画を作ることは、リスクもなく、今からでもできること。
独立を考えている方は、まずは事業計画を作ってみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
ようやくジョギングができるようになりました。
まだ、様子を見ながら10分歩いて+15分走るの繰り返しですが、前進していることに安心しています。
富山マラソンまで22日、何とか完走を目標にトレーニングしています。
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