経理の改善

ひとり社長の経費の使い方と考え方

※適正な配分

事業を回していくには経費がかかります。

経費を抑えることはできても、ゼロにすることは難しく、オンラインで仕事をしていても、インターネットにつなぐための通信料やパソコンが必要になります。

事業内容によっては、広告費や外注費を使っている方もいるのではないでしょうか。

今回は、事業を回していくために必要な経費について書いていきますので、経費の使い方の参考にしていただければ。

売上で経費や給料を回す

事業を回していくためには経費がかかります。

経費は売上を上げるために必要な支出であり、売上に直結するもの(仕入れがあれば仕入れ、会場費や広告料など)もあれば、売上に間接的に必要な(通信料や手数料など)もあります。

この経費を売上の中で回していくためには、売上と経費のバランスを上手く保っていかなくてはいけません。

では、経費の目安をどうするか。

私は、売上を経費と給料、貯金をのバランスを4:4:2の目安で考えていきましょうとと伝えています。(※ここでは飲食店や通販事業など物の仕入れがない事業を想定してお話しています。)

経費と給料

経費は前述の通り、事業を回していくために必要な支出であり、事業内容によって変わってくるもの。

ただ、経費と同じように給料も考えておかなくてはいけません。

売上が増えても、売上をそのまま経費に使ってしまうと、食べていくことができなくなります。

売上には、経費の他に給料も含まれているので、事業の経費と給料の両面から見ていく必要があります。

仮に、売上が100万円なら40万円が経費、40万円は給料として考えてみましょう。

①経費

経費は、事業によって外注費が多くなる事業、会場費が多くなる事業など、事業内容によって異なってきます。

ひとつずつ細かく設定していくこともできますが、いきなりそこから始めると苦戦するので、まずは固定費と変動費に分けて、全体で4割以下に収まるように考えます。

固定費と変動費の詳細は省きますが、固定費は何もしなくても必要になる経費で、家賃や通信料、サブスクリプションのWebサービスがこれに当たり、それ以外は変動費となります。

仮に、売上が100万円であれば経費として使えるお金は40万。

その内、固定費が20万円で変動費が20万円なら問題はありませんが、固定費が30万円、変動費が20万円ならどちらか減らせないか検討する必要があります。

まずは、経費を売上の4割で収まるように経費を見直しておきましょう。

②給料

給料は、生活費に直結するものであり、給料を下げすぎれば生活が回りません。

特に、社長給料は原則1年間は変更できないので、給料を決める場合は、必要な生活費を出しておき、そこを目安に考えてみましょう。

給料の金額を決めるときは、給料=手元に残るお金ではない。というところに注意が必要です。

給料には、社会保険や税金がかかって来るため、手元に残るのは給料の2/3ほど。

ここを踏まえて手元にいくらあれば生活ができるのか計算した上で、給料の設定をすることをおススメします。

まとめ

事業を継続させていくためには、経費の配分と給料の配分を適正に保っていくことは欠かせません。

売上に対して経費が高すぎれば食べていくのが苦しくなり、給料を高しすぎると事業を回していくにの苦戦していまいます。

特にひとり社長にとっては、売上も経費も給料も全てが混ざりあってくるため、それぞれの管理をしていくことが欠かせません。

そのために、事業の経理を含めて、日常的な家計簿も記録して、事業に必要な経費、給料のバランスを保っていきましょう。

【編集後記】
昨日は、ホテル青龍で朝食後に新企画の打合せ。その後、移住候補地への連絡。来週に移住先の住居を日帰りで下見に行く予定です。夜はMTGでした。

【新体験】
車で貴船神社
さわや(粟餅)
移住先の不動産屋さんへ電話

【独立まで11日】

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araihirofumi
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経理のフリーランスとして仕事をしている「超経理 新井」です。 資金繰りを通して、お金の診断を行い、手元に残るお金を増やすサポートさせて頂いています。 今のお客さまの中には、1年で売上が6倍、手元に残るお金が10倍になったお客さまもいます。 「攻めたい社長」に並走できる、経営の分かる経理マン。会社の財務基盤を強くする専門家。 ✓毎月のお金の心配から解放されたい…! ✓経理業務の煩わしさを何とかしたい…! ✓社長が本来すべき、未来をつくる仕事に専念したい…! そんなあなたに、客観的に数字に向き合い、タイムリーな財務情報の提供を通じて、テンポの良い意思決定と強い経営基盤づくりをサポートしています。 地味で面倒に思われがちな経理業務ですが、数字が見えているからこそ積極的に経営に係われるはず…!そんな思いを込めて「超経理」と名付けました。