日常の自社経理では会計ソフトを使っていません。
その代わりお金の記録はすべて”Excel”でしています。
決算では会計ソフトを利用しないと総勘定元帳が作れないので、会計ソフトを利用していますが、日常経理はExcelを使っています。
Excelがあれば、試算表の作成もできますし、推移表も簡単に(ピボットテーブルで)作れますので、あえて会計ソフトを使う必要もありません。
特に、私の場合は個人事業主の経理とともに、家計簿も一緒に記録しているので、Excelが適しています。
日常経理で会計ソフトを使わない理由3つ
1.プライベート部分が分けやすい
2.収支を事業とプライベートで分けやすい
3.記録が簡単
の3つの理由があります。
1.プライベートが分けやすい
会計ソフトは事業のお金の記録をするために作られており(当たり前ですが)、プライベート費用を計算する仕組みがありません。
会計ソフトを使うと、個人事業主のプライベートなものは、支出が『事業主貸』、収入が『事業主借』という科目に振り分けられます。
しかし、それだと何に使ったものか分からず、家計簿としては意味がありません。
だからこそ、プライベートのお金も科目をつけることで、家計の収支、お金の出(デ)と入り(イリ)が把握できるので、分かりやすくなります。
私の場合だと、Excelではこのように分けています。
図:記録方法
図:推移表
これを毎月チェックして、残高や経費の推移を分析して、行動を振り返っています。
仕事のお金もプライベートのお金を分けて管理するもの手ではありますが、面倒と感じるならExcelで管理するのも、ひとつ手でしょう。
2.収支を事業とプライベートで分けやすい
継続にはいかに楽にできるかが重要なポイントになります。
どんなに素晴らしいことでも、継続できなければ、強くなれません。(不要ならやめる判断も必要ですが。。)
お金については、事業部分は経営をしている限り、プライベートのお金は生きている限り必要と考えていますのでできるだけ、楽にできる方法が必要です。
好きなものを使うというのも、ひとつの手ではありますが、私の場合は楽にできる方法を見つけて継続できるようにしています。
3.記録が簡単
会計ソフトより、Excelのほうが圧倒的に早いというのも理由のひとつです。
会計ソフトを使うと、ログインをして入力する必要であり、クラウドソフトだとネット環境が必要になります。
Excelだとこれらの手間が省けます。
更に、読み込みなどの時間もかからないので、スピードではExcelが最速でしょう。
コピーや検索も簡単で、自分でカスタマイズも可能なので、自分の使いやすいように設定できるとこともExcelを使っている理由のひとつ。
ゼロから立ち上げる場合は、最初に時間がかかりますが、いちど作ってしまえばカスタマイズしたい部分だけの修正でいけますので、トータルとしては簡単になります。
まとめ
Excelはスマホだと入力しずらいので、パソコンが必要になるのが唯一の難点かもしれません。
今はスマホで使えるアプリも多く出ているので、それらを使うのも手ですが、事業の部分とプライベートの部分を手間をかけずに記録をするならExcelはおススメです。