Step2「経費割合を知る」
前回の記事では、経理改善の3つのポイントのうちの一つ目、「時系列で見る」をお話ししました。
今回は二つ目、「経費の割合を知る」についてです!
では詳しく見ていきましょう!
何にいくら使っているか把握していますか?
ここで質問です。
「その経費、売上につながりますか?」
もう少しかみ砕いて言うと、経費で金額が多いTOP3は何か、その相手先からの売上はあるのか、ちょっと考えてみてください。
経費というのは科目の中でも多くなりがちですし、どこか無意識に使ってしまっている部分もあるかと思います。
経費の中でも、何にいくら使っているかしっかり把握しましょう!
経費で多いものトップ2は、交際費と旅費交通費
経費には非常にたくさんの項目があります。
その中でも多いのはこの2つ。
<交際費>と<旅費交通費>です!
これにはちゃんと原因があるので、一つずつ見ていきましょう。
まずは「交際費」について。
交際費を使えば、仕事につながるという思い込みはありませんか?
交際費はあくまでも取引を円滑に進めるために必要なもの。
交際費を使う時は、「誰と・どこで・何をしたのか」をしっかり把握し、確実に売上につながるのか確認しましょう!
次に「旅費交通費」です。
旅費交通費が増える理由の一つに、プライベートと仕事が混ざりやすいことがあります。
遠方のお客様に会いに行くこと自体が目的になり、行ってはいるが売上につながらない。
旅費交通費はプライベートや自分の感情が出やすい部分もありますが、いかに事業と分けて考えていくかがポイントです。
何はともあれ、経費をしっかり管理せず、使いすぎてしまうと・・・
事業はキャッシュアウトします!
時系列で経費の変化をしっかり予測して、未然にキャッシュアウトを防ぎましょう!
経費の割合は売上の4割までに抑えよう!
では実際にキャッシュアウトしない経費の範囲とはどれくらいなのでしょうか?
つまり、経費が売上(粗利)の4割であれば、会社は早々つぶれることはありません。
残りの6割の利益の中で、社会保険や税金、生活費、投資を賄う必要があります。
経費が100%であれば当然生活費はゼロとなり、生活していくことは不可能です。
だからこそ経費の割合をしっかり出して、事業を組み立てることが大切なのです。
サービス業など仕入れが必要ない方はこの考え方で大丈夫です。
物販や飲食店など仕入をしないと売上が立たない方は、
売上から仕入を引いて残った部分=粗利から、経費が4割になるように調整してください。
まとめ
ではここまでのまとめです!
コンサルなど、サービス業をしている方
売上の4割を超えないように経費を使いましょう!
仕入販売をしている方
粗利の4割を超えないように経費を使いましょう!
残りの6割で暮らせるように、事業を組み立てることが重要!
経費割合を知るために、ワークをやってみましょう!
最後に、ワークをやってみましょう!
売上・経費の割合を出してみてください。
もし経費が4割を超えているようであれば、カットできるところがないか探してみましょう。
いかがでしたでしょうか?
次回は、経理改善のポイントStep3「単価を知る」です!
あなたの時間とお金の余裕を取り戻すために、新井と一緒に学んでいきましょう!