経理の仕事はマラソンに似ている部分があります。
ひとことで言うと、『ゴールしないと分からない』。
日々の経理のゴールを決算とすれば、決算ができてからが本当に重要な仕事になります。数字の分析や売上、経費の推移、割合など、決算を作らないと分からないことも多くあります。
マラソンも同じで、いちどゴールをしないと、マラソンの楽しさや面白さ、喜びなども見えません。
ゴールしないと分からないマラソン
私はフットサルもしていましたが、フットサルはプレー自体を楽しむことができて、試合中も面白さや喜びが出てくる場面は多くありましたが、マラソンはゴールしないことには、これらを感じることができませんでした。
マラソンは、このゴールが遠いので、なかなか良さが伝わらないこともありますが。
マラソンは一歩一歩はとても地味なもので、きついこともしばしば。
特に30km以降になってくると、走っても走ってもゴールは遠く、最後の1kmがこれまで走った41.195kmよりも長く感じることもありました。
ただ、それを乗り越えたあと達成感は大きく、喜びもあります。
ただ、マラソンはゴールしてからが始まりであり、ゴールしてこそ課題も見つかります。
・スタートからゴールまでのペース配分
・当日のスタートまでの準備
・当日までのトレーニング方法
など、体力面や食事面、メンタル面で複数の課題が出てきて、そこを次の改善に役立ててこそ、徐々にタイムを伸ばすことができたり、走るのが少しラクになったりしてきます。
経理も決算をしてこそ分かること
経理の日々の処理としては、マラソンと同じように地味なもので、面白みを感じないこともあります。ただ、これもゴールして(決算をして)こそ、面白みを感じるのではないでしょうか。
・売上の金額
・経費の金額
・単価
・経費の割合
など、これらを年単位で見ていくと様々なことが分かってきます。
例えば、売上は去年と比較して増えたか、減ったか。もし増えていれば、何が要因になっているのか。その他にも、経費や利益、単価なども見ることができます。
経理でも、決算をしてこそがスタートで、そこから改善を進めていくこと必要になり、早く改善をするために、早く決算を終えることが重要。
次は、決算に行くまでのプロセスを変えることも考えなければいけません。
そういった意味でも、ゴールから逆算していく経理は、マラソンと同じような流れがあると考えられます。
まとめ
経理もマラソンのように、いかに日々の処理をきっちりと積み重ねられるかが大切で、その方法としては、毎日経理がいちばん近道だと考えています。
そこから、処理方法をいかに効率的に進めていくか、どのような仕組みにすると達成できるかも考えなければいけません。
マラソンも経理も、いっきに強くなる、いっきに処理を終わらせることは難しく、毎日の少しずつの積み重ねが大きな成果になる種目と思っています。
私の個人的な考えとしては、経理をする方は、マラソンにも向いていると考えています
いっきにできることではないからこそ、日々少しずつの積み重ねをおススメする、経理とマラソン。
ぜひ、ご興味ある方は試していただければ。
【編集後記】
昨日は、雨のため1日家ですごしました。月次決算の確認とBlog。その後はオフ。久しぶりに映画をいくつかみました。本日の健康診断に合わせて早めの食事と睡眠も。
【新体験】
賀茂鶴純米囲(日本酒)