会社員

重宝される経理に必要な3つのスキル

【昨日の運動】
30’JOG

経理を志して11年、経理を始めて10年が経ちました。
10年を考えると長かったようで、あっという間です。
経理を目指した頃は、借方?貸方??、決算???。。。。
という状況で、仕訳も全く分からず、左が借方、右が貸方というより覚え方もできず、現金を受け取ったら、「心臓のある左だな」、「お金が出ていったら右」と覚えていたことを思い出します。

 

 

・経理に必要な資格よりも大切なこと

 

仕事では、「経理をしています。」と言うと、
資格持っているのですか?
数字分かるのすごいですね
難しそう
と言われるとことが多いのですが、そうでもありません。

経理だからといって特別なスキルが必要になるのではなく、どのような仕事もスキルは必要であり、経理も他の仕事と同じようにスキルを磨いていくことは欠かせません。

経理の資格だけなら高校で取れる学校もあり、数字も毎日見ていれば分かるようになります。瞬間的に大きな変動が起こるものでもないので、毎日しっかり見ていけば、どこが動くのかもわかるようになります。

日々、数字と向き合うことは必要になりますが、これが特別なスキルだとは考えていません。

それよりも、経理に必要なスキルは何かを考えると、私が最初に思い付くのは3つ。

① 人の話を聞けるか
② ひとりでも努力できるか
③ パソコンが嫌いじゃないか
だと思います。

 

① 人の話を聞けるか

経理が人の話を聞く?と言われると疑問を感じる方も多いかもしれませんが、経理に人の話を聞くスキルは欠かせません。
社長の話、営業の話、生産現場の話など、話を聞く機会は非常に多いとも言えます。

経理だからと言って、ずっと座って作業をしているだけでは過去の数字の後処理屋にしかなれません。

●今の取引きはどのように行われているのか。
 商品を仕入れて納品、請求、入金の流れ。
 製造メーカーであれば、どのように材料を仕入れて、加工(組み立て)をして販売していくのか、国内か海外によっても、流れは大きくことなります。
 中には、商品の流れとお金の流れが異なる場合(3社間取引きや、3国間貿易)もあり、実際の話を現場の方から聞くことは非常に重要になります。

●今後はどのような取引が行われていくのか
 経理は仕事の後処理と考えられがちですが、取引きが始まってからでは遅いこともあります。
取引きの流れや、お金の流れを事前に決めておかないと、後からでは非常に手間のかかることもあり、余計に労力がかかったり、現場に労力を掛けてしまうこともあります。
 この他にも、設備投資であれば、資金の準備、支払の取り決めなど、まだ始まっていない未来のことも把握しておかなくてはいけません。

これらのことは、普段から話を聞く必要があり、実際にどのように営業サイドや現場サイドが動いているか確認する必要があります。

経理であっても、人の話を聞くことは重要なスキルだと言えるでしょう。

 

② ひとりでも努力できるか

これはどのような職業も同じかもしれませんが、経理はひとりで仕事をする場面が多いです。
経理処理については、仕訳に始まり、決算、税務申告
この他にも、資金繰りや事業計画など、
これは最終的にはひとりで作らなくてはいけません。

基本は、納期(月次決算、年次決算)に合わせて計画を立てていって完成させる必要があります。

多くの経理がいる会社では、協力して進めていくこともあるかもしれませんが、経理がひとりしかいなかったり、メインとなる方であれば、ひとりで段通りを考えなくてはならず、ひとりで仕事を進めていく力が必要なります。

この他にも、経理の仕事は効率化できる部分が多く存在します。

これまでの流れと同じように取り組んでいてはいけません。

経理はいまだに紙を多く使う処理から抜けられていない部分もあり(紙でないとダメという国などの決まりもありますが。)、データに移行するのが遅れている職種のひとつです。

改善を日々進めていくのも、自分で考え、進めていくしかなく、変化を嫌う上司や先輩がいればなかなか進まないこともありますが、何かを変えて進めていくには、ひとりの場合も多いと割り切って進めていきましょう。

このように、ひとりでも努力できるスキルは経理にとって必要と言えます。

 

③ パソコンが嫌いじゃないか

いまや経理はパソコンでするものになっています。

昔は紙で仕訳を書いたり、決算書を作っていましたが、今では会計ソフトがあり、パソコンで仕訳を入力したり、決算書を作成したり、税務申告もできるようになっています。

パソコンが嫌いだと、この作業は苦痛になります。

そうは言っても、パソコンを組み立てる、分解するようなスキルは必要ではなく、パソコンを使った入力、資料の作成ができれば大丈夫。

ただし、Excelの関数は使えるようになっておきましょう。
Excelは集計や計算、グラフなどが作れるため経理にとっては必要なスキルにあります。

私も最初に経理で就職したときはExcelを学びました。
そうはいっても、マクロを組むような特別なプログラムを作れる必要はありません。

関数であれば、
・IF関数
・VLOOKUP関数
グラフであれば、
・棒グラフ
・折れ線グラフ
に加えて、ピボットテーブルが使えれば十分。

これらは調べて使えばすぐにできるようになります。

経理もパソコンが基本になっていますので、パソコンが嫌いでないことは必要となります。

 

・まとめ

重宝される経理について書いてみましたが、ポイントは3つです。

① 人の話を聞けるか
② ひとりでも努力できるか
④ パソコンが嫌いじゃないか

経理は最後はひとりで行う作業になってきます。
仕訳をしたり、資金繰り計画や月次・年次決算、そして税務申告など。

流れとしては、その日1日というよりも、月単位や年単位で作業していきます。
その中で、日々の業務ではいかに自ら動いて、社内の方と関わっていくかが求められます。

経理だから座って待っていればいいのではなく、自ら行動していくことが重要なポイントとなるでしょう。

重宝される経理を目指して、自ら動いていくことが重要です。

 

【編集後記】
最近食べ過ぎが続いたので、夜は軽め済ましました。

 

【昨日の息子】
家に帰ると私の真似でパソコンをしたくなるようで、私の机の前で「これする。これする」と言ってきます。
昨日は、新しいおもちゃを見た瞬間に、そっちに走っていきましたが。

 

【1日1新】
とあるマクロの改善
初めての相談

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araihirofumi
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経理のフリーランスとして仕事をしている「超経理 新井」です。 資金繰りを通して、お金の診断を行い、手元に残るお金を増やすサポートさせて頂いています。 今のお客さまの中には、1年で売上が6倍、手元に残るお金が10倍になったお客さまもいます。 「攻めたい社長」に並走できる、経営の分かる経理マン。会社の財務基盤を強くする専門家。 ✓毎月のお金の心配から解放されたい…! ✓経理業務の煩わしさを何とかしたい…! ✓社長が本来すべき、未来をつくる仕事に専念したい…! そんなあなたに、客観的に数字に向き合い、タイムリーな財務情報の提供を通じて、テンポの良い意思決定と強い経営基盤づくりをサポートしています。 地味で面倒に思われがちな経理業務ですが、数字が見えているからこそ積極的に経営に係われるはず…!そんな思いを込めて「超経理」と名付けました。