起業をするときにやると決めていた仕事のひとつは「話す仕事」です。
話す仕事と聞くと、ハードルが高く感じる方もいるかもしれませんが、スラスラと話す必要もなく、資料(時にはカンペ)を見ながら話しても問題ありません。
私は起業したら「セミナー」をしたいと思っており、起業前から準備をしていました。
その後、自分の名前でいちばん最初に売上ができたのもセミナーです。
このセミナーがきっかけで顧問契約をしていただいたお客さまもいました。
セミナーをしなくても、起業をすればお客さまと話す機会はありますし、会話なしに仕事をすることは難しいでしょう。
起業するなら、ぜひ「話す仕事」をひとつやってみましょう。
というわけで、こんにちは。
「ひとり社長の手元に時間とお金を残す」サポートをしている新井です。
会計の仕事以外にも、セミナーやYouTube、講演などで話す仕事もしています。
最近では、テレビ取材も受けることがあり、人前だけではなくメディアを通して話す仕事も受けています。
話す仕事は自分の中にある情報をまとめたり、分かりやすく説明したりするトレーニングになるので、おすすめです。
〇セミナーでは何を話すか
セミナーの開催を勧めると
・何を話せばいいか分からない
・うまく話せるか不安
・どうやって開催すればいいの?
とよく言われます。
セミナーだからと言って何か特別なことをする必要はなく、
・あなたの経験談
・仕事のノウハウ
で十分です。
これらをあなたが感じたことや考えを交えて話をしていきましょう。
具体的な考え方については、このあと書きますので、セミナーをしたいと思ったらぜひ見てくださいね。
・あなたの経験談
あなたの経験したことは、あなたにしかない貴重なものです。
同じできごとであっても、人によって感じ方や捉え方は異なるもの。
他の方からすれば、これは聞いてみないと分からないことですし、全員が全く同じ感じ方をすることはないので、オリジナルなものを作ることができます。
例えば、「起業をした経験」についてセミナーをすることになったことにしてみましょう。
起業する前の状況が、
「会社員か学生か」、「貯金はあったかなかったか」、「どんなスキルを持っていたか」
これらは人によって様々です。
更には、起業に向けてどのような準備や行動をしてきたかも人によって異なります。
これは起業家の数だけあるので、他の方と全く同じ状況ということはないため、これから起業を目指す方にとっては非常に有用な情報になります。
・仕事のノウハウ
仕事のノウハウをセミナーにする方法もあります。
こういうと
「自分に特別なスキルもないし・・・・。」
と言う方がいますが、特別でなくても大丈夫。
私が初めてセミナーをしたときは、「家計簿」でした。
ラクに家計簿を付けるためのノウハウや工夫など、ちょっとしたことです。
家計簿はExcelで付けたほうがラクですよ。
とか、
レシートはこのようにまとめています。
など、特別なスキルというよりも、経験を形にしたもの。
家計簿を普段からつけている方にとっては当たり前と感じることでも、これから家計簿を始める方にとっては役に立ったようで、その後も数回に渡って開催しました。
〇セミナーでは経験したことを話せばいい
セミナーは基本的にあなたの経験を話せばいいのです。
ノウハウで言えば、それを身に付けるまでの道のりや困ったこと、それをどのように改善してきたか。
特に、困ったことに関しては、あなたがつまずいたポイントと同じところでつまずいている人にはとても有用な情報になります。
もちろん、体系的にまとめる必要はありますが、ものすごくこった資料を作らなくても大丈夫。
むしろ、資料に情報を込めすぎても、見る側にとっては読みづらくて見る気力がわきません。
あなたも取扱説明書をすみずみまで読むことってないですよね?
それよりも簡単セットアップという資料の方を先に読みませんか?
それと同じで、細かすぎることを載せるよりも、
「とりあえずこれだけは見て!」
というものを作って、あとは話で説明していくほうが興味を持ってもらえます。
このブログ記事も同じで、私の経験を元に書いています。
〇まとめ
いかがでしたか?
少しはセミナーを開催するハードルが下がったのではないでしょうか。
起業したら話す仕事をしておいて損はありません。
何しろ何か新しく学ぶ必要もありませんし、物を買うこともありません。
原価ゼロ円で始められるので、起業して最初にする仕事としてはとてもおススメなサービスです。
セミナーを開催することで、ひと前で話すスキルも上がりますし、情報をまとめる力をつけることもできます。
これは、何かサービスを売るときのトレーニングにもなるので、一石二鳥どころか三鳥、四鳥にも変えることができます。
起業をするならまずはセミナーから始めてみましょう。