起業する前から取り組んでいることのひとつに「やらないことリスト」があります。
人間は忘れてしまうので、同じミスを繰り返してしまうもの。
「やらないことリスト」は、自分がよくミスする論点をまとめたもので、日々見返しておくことで、同じ失敗を繰り返さないようにするためのものです。
もし、あなたが
・これはやりたくない
・同じ失敗を繰り返している
・自分の行動に迷うときがある
と感じるなら、「やらないことリスト」を作って同じ失敗を繰り返さないようにしておきましょう。
というわけで、こんにちは。
「ひとり社長の手元に時間とお金を残す」サポートをしている新井です。
時間を残すときに常に考えているのは、お客さまの2度手間やミスを減らすこと。
そのために、仕事の仕組み化や効率化、チェック体制を整えて時間を生み出すサポートもしています。
最近は、社長と従業員を含めた会社全体の業務改善もしており、全体最適を目指した組織作りのサポートも行っています。
〇やらないことリストとは!?
やらないことリストとは、普段の行動の中で「ついやってしまいがち」な失敗からリストを作成して、同じミスをしないようにするものです。
このリストは、難しいものではなく、単純作業だけど抜けやすいものを中心に作っています。
簡単なもので言うと、
・満8分目を超えないようにする
・朝食と昼食の両方がパンにならないようにする
・歩行者信号が点滅したら渡らない
・値引きはしない
・スケジュールに空白がない状態を作らない
など、日々の行動の中で自分がこれはやりたくないと思うことをリスト化したものです。
内容は、ハードルが高いというよりも、「ついやってしまいがち」なもの。
冒頭にも書いた通り、人間は忘れる生き物なので、忘れない仕組みとして私は使っています。
〇やらないことリストのメリット
やらないことリストはミスしないというメリット以外にも、ミスによって失う時間や信頼、メンタルにもいい影響を与えます。
何かミスが起きて再度やり直すことになれば、時間を失います。
更に、それがお客さまに迷惑をかけてしまうことだと、信頼も失ってしまうでしょう。
それに、メンタル的も落ちます。
会社であれば、上司が責任を取ってくれるかもしれませんが、ひとり起業の場合は、自分ですべての責任を負わなければいけません。
それに会社であれば、上司や部下と共にダブルチェック体制を取ることもできますが、
ひとり起業の場合は、自分でダブルチェックをしなくてはいけません。
「人間は自分が作ったものに間違いはないと!」
という目で見てしまう傾向にあり、間違いには気づきにくいもの。
そこで役に立つのが、このやらないことリストです。
これを作っておくと、自分が間違いやすいところ、見落としがちが論点を中心に確認することができるため、ミスを防ぐのに役立ちます。
〇やらないことリストを応用する
やらないことリストは仕事だけではなく、他のことでも応用することができます。
私の場合だと、
・買い物でやらないことリスト
・マラソンの試合でやらないことリスト
・飲み会でやらないことリスト
などを作っています。
マラソンのリストには、つい忘れがちな持ち物も含めています。
仕事だと、「年に1回しかしない作業(決算など)」は、忘れやすいため有効です。
〇やらないことリストの確認するタイミング
やらないことリストを作っていくと、量がかなり増えてきて、全てを毎日確認するのは難しくなります。
そこで、ランクに応じて確認するタイミングを分けています。
・Sランク:毎日
・Aランク:週1回
・Bランク:月1回
・Cランク:年1回
・その他:随時(マラソンや飲み会の前など)
このようにランクによって分けているものの、Sランクの中で身に付いたものはAランクに落としたり、Bランクでも間違ったときはAランク(又はSランク)に上げたりして、調整を随時行っています。
〇まとめ
やらないことリストは、人間だからこそ、起こしやすいミスを未然に防ぐ効果があります。
実際に私もこのリストのおかげで防げたミスや忘れ物もあります。
ミスも仕事では信頼が落ちたり、プライベートだとストレスになったりします。
もし、同じようなミスをしているなと感じるなら、やらないことリストを作ることをおススメします。