あなたは日々の振り返りをしていますか?
日々の振り返りをすることで、あなたの選択をするときの基準や感情に気づくことができるため、行動と結果を変えていけるようになります。
人間は日々の行動の中でたくさんの選択をして生きています。
人は選択をするときに、自分の判断基準に照らし合わせて選んでいるときもあれば、そのときの感情で選んでしまうこともあります。
そのため、後から振り返ると、「なぜあんな行動をしたのだろう??」と悔やむこともあるのではないでしょうか?
後から悔やむことがないように、日々の振り返りを通して、自分の判断基準や感情のクセに気づくことができます。
ここを改善していくことで、そのあとの結果が大きく変わってくるので、ぜひ「振り返り」を習慣にしていきましょう。
今回は、
・日々の行動で迷いをなくしたい
・自分の選択で失敗したくない
・今よりもいい結果を出したい
と思う方に向けて、日々の振り返りの重要さとその方法について書いていきますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
というわけで、こんにちは。
ひとり社長の手元に時間とお金を残す サポートをしている新井です。
日々の振り返りを15歳から始めて27年目、振り返りを通して自分の人生の目標を達成してきました。
今はこの振り返りを活かして、ひとり社長の事業を伸ばし、夢を叶えるサポートもさせて頂いています。
最近では、起業を目指す方や起業して間もない方のサポートも行いながら、起業家の育成事業にも力を入れています。
日々の振り返りをすることで、自分の判断基準を作り、感情をコントロールできるようになります。
その結果、自分が求める方向に進んでいくことができるようになるので、自分で判断することが多い起業家にはおススメです。
振り返りとは
振り返りとひと言で言っても、何をするか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか?
単に1日あった出来事を書いていくだけでは日記にしかなりません。
日記では、自分に気づきを与えることができず、単に情報を書いただけになってしまいます。
振り返りの目的は、あなたの行動を良くすることですよね?
そのためには、振り返りでは次の4つのことを書いています。
- 行動の把握:出来事をそのままを書く
- 行動したきっかけ:判断基準と感情
- 改善すること
- 良かったこと
それでは具体的にひとつずつ解説していくので、ぜひ最後まで付いてきてくださいね。
行動の把握:出来事をそのままを書く
振り返りで最初にすることは、出来事をそのまま書き出すことです。
箇条書きでも構わないので、その日あったことや気になったことを書いていきましょう。
例えば、
今日はお客さまとの打ち合わせで、〇〇業務の改善案について話をした。
お客さまは、手作業で行っている部分を改善したいと言われていたが、私は、その業務自体をなくすことはできないかと提案した。
お客さまは少し興奮した様子で「この業務はなくせない。」と言われていた。
このようにあったことや話したことを事実のまま書き出していましょう。
行動したきっかけ:判断基準と感情
続いては、自分が行動(事例の場合であれば発言)した理由やそのときの感情について書いてみます。
これをすることで、自分がなぜそのような判断をしたかが分かり、自分の行動指針(考えの軸)が理解できるようになります。
ここを言語化できると自分の大事にしていること、自分の考えと合うお客さまがどのような方になるのか、分かってくるため仕事を受け取るときの判断基準になります。
改善すること
あなたの行動の振り返りを行い、書き出すことで、改善したほうがいいことに気づくこともあります。
今回の例であれば、
「私は、その業務自体をなくすことはできないかと提案した。」
私は仕事の本質的な効率化考えるタイプ。
本質的な効率化とは、その仕事をなくすことである。
よって、改善案を出すときは、その仕事をなくすことができないか提案してみる。もし、なくせないなら、その理由や業務の流れをヒアリングして一緒に改善案を考える。
お客さまは少し興奮した様子で「この業務はなくせない。」と言われていた。
お客さまが少し興奮した理由を考えてみると、私の言い方が良くなったのではないか?
そのときに発した言葉「この業務は何ためにしていますか?」という相手に寄り添った言葉遣いになっていなかったことを思い出した。
今後、同じようなことが起きた場合は、質問の方法(言葉)を変えてみる。
- 「この仕事はどのような流れでしていますか?」
- 「どのくらいの時間がかかっていますか?」
- 「この業務にかかっている時間をお金に換えると〇円(時給より計算してみる)になりますので、なくすことができたら〇円の経費削減になりそうですね!?」
など、まずは相手に興味持ってもらえる言い方をしてみる。
このように自分が発した言葉ひとつをとっても、改善できることはあるのではないでしょうか。
そこを見逃さないためにも、いちど自分の行動を書き出して、改善したほうがいい部分はないか振り返ってみましょう。
良いこと
振り返りでは、改善案だけではなく、良かったことも書き出します。
振り返りと聞くと、多くの方は悪かったことや改善すべきことなど、マイナスのことに目を奪われがちですが、良かったことも書き出して自分をほめることも忘れてはいけません。
これは自分でできたことを認識するとともに、自己肯定感を高めることにもなります。
自分の良い部分は気づきにくいため、ちょっとしたこともでもいいので書いてみましょう!
- 改善案を提示することができた
- お客さまの話をしっかりと聞けた
- お客さまに笑顔になってもらえた
など、小さなことでもいいので、自分でこれは良かった!と思えることを書いください。
これを繰り返していくうちに、自分の良い点を気づけるようになって自信になり、向上心や意欲にもつながっていきます。
日本人は自分をほめることに慣れていない方が多いので、ぜひ取り組んでみてください。
まとめ
日々の行動を振り返るときには、単に事実だけを書くのではなく、その事実の裏にある自分の判断基準や感情を書き出すことが必要です。
これを無視して行動だけをしていては、偶然うまくいくことはあっても、継続的に結果を出し続けることは難しくなります。
更に、うまくいなかったときは、改善できず同じミスを繰り返すことになってしまいます。
そうならないためにも、まずは自分の行動を振り返り、なぞそれを選んだのか見える化してみましょう。
今回の振り返りでは、次の4つのことを紹介してきました。
- 行動の把握:出来事をそのままを書く
- 行動の基準や感情:行動(反応)したときの考えや感情
- 改善すること
- 良かったこと
2023年も残りわずか、今だからこそ、今年1年を振り返るとともに、来年のルーティンの中に組み込んでみてください。