ひとり起業は「ひとりのお客さま」に貢献することから始まります。
広く多くのお客さまに貢献して、大きく稼ぐ方がかっこよく見えるかもしれません。
私も起業する前は、起業したら多くの方に貢献して、大きく稼ぐことを想像していた時期もありました。
将来の目標として広く貢献することを想像することは悪くありません。
ただ、起業当初からそこを目指すと、誰にも貢献できなくなってしまいます。
まずは、ひとりのお客さまに深く貢献して、実績を積みながら、徐々に幅を広げていきましょう。
というわけで、こんにちは。
「ひとり社長の手元に時間とお金を残す」サポートをしている新井です。
仕事ではひとりのお客さまと深く関わりながら、お客さまの悩みをひとつずつ明確にして、全体最適を提案しながら、根本的な悩みの解決を得意としています。
ひとり起業は使えるリソースが限られているからこそ、ひとりのお客さまに深く関わっていく方法をおすすめします。
最初はサービスをひとつに絞る
ひとり起業では、ひとりのお客さまに商品やサービスを買ってもらうことがスタートです。
そのために必要なことは、自分のサービスで役に立てる「ひとりのお客さま」を見つけること。
ここは非常に重要なので間違ってはいけません。
色々とたくさんのことを提案しようとすると、あなたは「何でも屋」になってしまう可能性があります。
それによって、お客さまから見ると、何をしている方なのか分からなくなります。
起業当初は、
・あなたが何の専門家なのか?
・どのような問題解決ができるのか?
ここに焦点を絞ってサービスを作りましょう。
私で言えば、最初のサービスは「経理」のみ。
当時、企業経理と税理士事務所の勤務がり、経理歴は10年以上でした。
そこで、この経験をサービス化。
それ以外のことはいったんおいておき、経理に絞ったサービスを始めています。
ひとり起業は狭く深く貢献
経理に特化したことで、私の提供するサービスが「経理」だ!
ということが認知されて、徐々にお客さまが増えて結果的に売上が伸びました。
更に、経理で得た信用がきっかけで、同じお客さまから
「経理以外の相談なのだけど・・・」
「こんなことってできない?」
「これに困っていて・・・」
という声を聞くようになり、経理以外の仕事も増えています。
現在は、経理だけではなく、人事や総務を始めバックオフィス全般から、経営相談や起業相談も受けるようになっています。
最初のきっかけは経理であっても、お客さまと信頼関係を作ることで、最初の相談相手として声をかけてもらえるようになってきました。
そこから自分ができることは「新サービスとして」提供しつつ、自分ができないものに関してはお客さまと一緒に考えたり、他の専門家を紹介したりしています。
事業をしていれば、悩みは色々と出てくるもの。
そのひとつひとつに貢献して、お客さまに深く関わることで結果的にあなたの仕事の幅やメニューも広がっていきます。
ひとり起業のリソースが限られるからこそ狭く深く貢献する
ひとり起業では人に任せることはできません。
時間も24時間という限られた中で仕事をするしかありませんので、たくさんの方に貢献することは難しいでしょう。(できる方もいるかもしれませんが・・・)
そのため、ひとりのお客さまと深く関わり、その中でできることに取り組んでいくことが欠かせません。
もしあなたが、ひとり起業をする道を選ぶなら、広く狭く貢献することよりも、まずは狭く深く貢献できることから始めてみましょう。