手元にお金を残するためのセルフチェックを3回に分けて書いていきます。
1.預金残高を先に出す
毎月チェックしている預金残高
期首残高+売上▲月末残高
マイナスなら要注意
2.創業時も注意したい預金残高不足の原因
売上よりも預金残高を重視
預金残高が減る原因
・売上の回収遅れ
・過剰な先行投資
・会社のプライベート費用(と考えられる)の支出
借入金も視野に入れておく
3.レシートと領収書の違い
レシートと領収書はどちらがいい?
・対外的にはレシート
・社内で決まりがあれば領収書
・レシートと領収書の違いのまとめ
レシートにしている理由
・レシートの方が早い
・プライベートと分ける必要がない
今回は3回目として、経費の証拠として保存する書類の違いとして聞かれる、『レシートと領収書の違い』。
どちらも、経費を払ったときに受け取るもので、経費を支払った証拠となる書類ですが、「レシートと領収書はどちらを残しておくといいですか?」と聞かれることも多く、悩むところではないでしょうか。
今回は、レシートと領収書の違いと、どちらを残すといいか、経理としての考えをまとめておきます。
レシートと領収書はどちらがいい?
結論から言えば、
「レシートで問題なし。」
「ただし、会社によっては領収書を求められることもある。」
というのが私の考えです。
そのため、ひとり社長として仕事をしているのであれば、レシートの保存をしておけば大丈夫です。
もし、会社に勤務していて、会社の中で決まりで領収書が必要というのであれば、そちらに従いましょう。
①対外的にはレシート
対外的には、レシートを保存していれば問題はありません。
なぜなら、レシートには、
・日付
・購入内容(経費の中身)
・支払先のお店(個人)の名前
・支払金額
が記載されているからです。
これは法律で定められている内容を全てモーラしています。
②社内で決まりがあれば領収書
領収書をもらうのが強く残っているのは、会社で経費精算をするためにもらうものという考えが強いからかもしれません。
領収書には、
・日付
・購入内容:詳細はなく「商品代として」など
・支払先のお店(個人)の名前
・支払金額
がレシートと同じような形で記載されているものの、レシートとの大きな違いとして、「宛先」が記載されています。
つまり、経費を支払った人の名前(場合によって社名)が記載されるため、社内の不正防止の観点からは領収書を利用している会社が多いです。
※宛名がないレシートだと、極点な話、拾ったレシートで経費精算もできてしますので。
そのため、ひとり社長であれば、自分で経費の管理をすることになるため、領収書にこだわらなくても問題ないありません。
③レシートと領収書の違いのまとめ
レシートと領収書に記載されている違いから、表にまとめると次のようになります。
項目 | レシート | 領収書 |
日付 | 〇 | 〇 |
購入内容 (経費の中身) | 〇 | △ 内訳なし |
支払先 お店(個人)の名称 | 〇 | 〇 |
支払金額 | 〇 | 〇 |
支払者(宛先) | × | 〇 |
ほとんど違いはありませんが、レシートは購入内容が細かく記載されているため、対外的な証拠としてはより強いものになります。
レシートにしている理由
私自身はレシートをもらうようにしています。その理由は次のような理由があります。
①レシートの方が早い
レシートはご存知の通り、レジからすぐに出してもらうことができます。
領収書だと、
①宛名を伝える
②但し書きを書いてもらう
③宛名を書いてもらう
という工数が発生するため、レシートよりも時間はかかります。
わずかな時間とは言え、積み重ねると大きな時間にもなり、場所によってはレジの前で待つことが大変なことも。
レシートであれば、レジからすぐ出てくるメリットもありますので、おススメです。
②プライベートと分ける必要がない
買い物をするときに、プライベートなものと仕事のものを一緒に買うこともあります。
領収書であれば、仕事のものだけで領収書を発行してもらう必要があります。(内訳が載っていないので)
レシートであれば購入内容の内訳が記載されいるので、プライベートのものだけを消して(二重線など)、経費だけを残しておけば問題ありません。
ひとり社長で仕事をしていると、買い物の中でプライベートなものと仕事用のものを一緒に買うこともあるのではないでしょうか。
その場合には、上記のように対応しておくと簡単なのでおススメです。
【編集後記】
経理:経理の立上げ業務と人事計画の仕事が入りました。人を雇うと資金繰りが大きく変化するため慎重になります。
マラソン:出張前に膝の治療のため京都の病院経由で移動。
地域おこし:福井県大野市への来訪予定者が少しずつ決まったいます。やはり冬の福井県はカニ。
【最近の新体験】
福井から京都、当日に東京へ
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ホテルの延泊