【昨日の運動】
第6回 能登半島すずウルトラマラソン 102km 13時間07分03秒 219位/519人中
【体重6kg減への道:-kg】
能登半島すずウルトラマラソン102kmを完走。最後はゴールしなければいけない思いが身体を動かしました。
・半日以上走るウルトラマラソン
2017年10月14日(土)石川県珠洲市に行ってきました。
第6回 能登半島すずウルトラマラソンに参加するためです。
今回は、大学時代の友人の「博士」とともに参加。
博士は、自転車を中心に、トライアスロン、フルマラソンに挑戦している元教員の農家志望者。
大会は5時スタート。
制限時間は14時間で、19時までにゴールしなければ完走とはなりません。
単純に計算すると、1kmを8分で走りきれば完走できる計算です。
途中に関門あり、時間をすぎれば問答無用で収用されていきます。
結果は、13時間07分03秒(219位/519人中)で完走。
半日以上走る競技ですが、当初の目標は11時間切りで、半日以上走る予定はありませんでした。
しかし、実際は半日を超えており、途中に一度だけ人生初めての棄権を考えるほど過酷な状況に陥りました。
・直前の練習不足が気持ちをゆるめた
初めてのウルトラマラソンに向けて、6月から本格的なトレーニングを開始。
11時間切りを目標に、6月から徐々に距離を伸ばして、1カ月前に60km走を実施して本番に臨む予定でした。
しかし、9月に入ってからアキレス腱の状態が思わしくなく、9月に走った距離は50km程。
フルマラソン時でさえ直前1カ月は100km走っていますので、明らかな練習不足でした。
棄権も考えましたが、一緒に走る博士とスタートラインに着くことだけを考え、毎週の鍼治療と超音波治療を実施。
結果として、アキレス腱の痛みは最後まで出ることはなく走れましたが、この練習不足が苦しくなった55km以降に「悪魔のささやき」となりました。
・順調すぎた40km。そのツケが55kmから連発。
前半は順調、順調すぎるといっても良いペースで走れました。
40km通過が3時間48分46秒。途中の休憩や登坂を含めてこのペースで走っていますので、後半タイムが落ちてくることを考慮しても、目標の11時間切りは射程圏内です。
しかし、40kmから徐々にペースが落ち始め、アップダウンに入るとペースが極端に落ちていくようになります。
元々、登り坂は疲労を考慮して歩くと決めていましたが、下りに入っても足に力が入りにくく下れません。
なんとかアップダウンを乗り切り55kmを通過。ここから平地に戻りましたが、今度は平地でも、全くペースが上がりません。
これまでアップダウンを含めて、1kmを5分30秒~7分でカバーしてきましたが、55km以降は、1km当たり9分~10分に落ちてしまい、身体を動かそうともがくものの、走りのリズムが戻りません。
海に出てからは風もきつくなってきて、
ペースが上がらない→身体が冷える→走れない。
の負のループになっていました。
65kmは7時間38分24秒で通過。55km~65kmに10kmの間に、前半貯めてきた貯金を全て使い果たし、更には残り37kmをこのペースのままでいくと6時間10分かかるため、合計で13時間50分程。
制限時間ギリギリのペースになってきました。
・練習不足が「悪魔のささやき」となる
この付近ではメンタル的にも、体力的に落ちており、
「アキレス腱痛めて、練習できていないから走れない。」
「練習不足のだったけど65kmまで来たしいいだろう。」
「膝や足裏が痛いから仕方ない。」
と言い訳ばかり出てきます。
特に、今回ほど練習が出来ない状態で大会に参加したことがなく、練習不足を言い訳にする自分が強く出ました。
しかし、ここから湧き出たゴールへの意識。
博士と二人でここまできて棄権だけはしたくない。
昨日の試走で見た、75kmから出てくる急激なアップダウンを写真に撮って帰るという宣言を成し遂げたい。
この二つを思い出し、まずはエイドでしっかり休憩を取り、荷物の預けてある73kmまでを1km6分ペースに上げる作戦実行。
まずは、エイドでしっかり足を休めるために、クツを脱いで足のストレッチとマッサージ。
身体が冷えていたので、温かいものを摂取。
途中で足の水膨れがつぶれて足を引きずる走りになったものの、これが功を奏し、走りにリズムが出る結果となりました。
65kmから70kmは30分。そこからもリズム良く走ることができて、1km8分を切るペースで推移。
・最後の最後で足が止まりだす
リズム良く80km、90kmと走ってきましたが、最後の5kmから苦しくなり、ラスト2kmからは8分を少し上回るペースに。
膝も、足も、腕も痛くなり、何度も歩きそうになりましたが、ここで歩いたら二度と走りだせないと思い、登り坂も走っていきました。
走る横を収容車が通り過ぎるのを見て、乗りたい、乗ったら楽だろうなと思いながらも、残りの距離をカウントダウンして気持ちを高めながら、ゴールへ。
ゴール目の前では、遠かった、長かったと102kmを振り返りながらゴール。
感動よりも、もう走らなくていいという安堵感で溢れました。
・今思うこと
長いというのは、仕事も、マラソンも同じくキツイものです。、
短いというのは正義で、トラブルも少なくなります。
今回のレースでは、長いがゆえに、トラブルも起き、メンタルが下がることもありました。
初めての半日以上のレースで様々な体験を得ることが出来ました。
ウルトラマラソンをオススメはできませんが、一度挑戦する価値はあります。
【編集後記】
昨日は2時半起床でウルトラマラソン参加。
階段を下りるのはきつく、歩くのもゾンビみたいになっています。
宿に帰って食事をしたら即寝でした。
【昨日の息子】
初めてレース中にライン通話。
走っている様子をみせました、お父さんは一体何をしているの?という表情でした。