継続的にビジネスをしていくなら、「資金繰り」が必須です。
会社がつぶれるのは、赤字ではなく、キャッシュアウトが原因です。
どんなに赤字であっても資金繰りを上手くやって、キャッシュがあれば会社はつぶれません。
決算書を見ていても、会社の未来を創造することはできないので、ビジネスを継続していきたいと考えているなら、まずは資金繰り表を作成して、会社の未来のお金を予測することから始めてみましょう。
●資金繰りの重要性3つ
☑ 資金繰りを上手くやれば会社はつぶれない ☑ 黒字倒産の理由はキャッシュアウト ☑ 家賃も含めて支払いが先になるから手元現金が必要 |
資金繰り表が必要な理由
☑ 売上があるけど、手元にお金が残らない ☑ 売上は意識しているけど、手元現金は把握できていない ☑ 毎月の資金残高がギリギリ |
これの1つでも心当たりがあるなら、資金繰りを作ってみましょう。
売上は後から入金されることが多く、売った瞬間に現金になることがありません。
これはサイトと呼ばれており、3月31日に売ったものが4月30日に入金されたら、入金サイトは30日(30日サイト)となります。
支払いの多くが売上の入金よりも先に支払うことが多く、
例えば、
・家賃⇒前月支払いが基本(4月分の家賃は3月31日までに支払い)
・商品を仕入れる⇒支払いが先で入金は売った後
・セミナーで学んで仕事に活かす⇒セミナー代を先に払う
など、支出が先で入金があと。
入金までの期間も、お金が減っていき、回収が遅れると、キャッシュアウトしてしまう場合もあるの注意が必要です。
だからこそ、資金繰りを立てて、お金が回るように計画することをおススメしています。
資金繰り表のメリット
資金繰り表の作成には、次の項目が必須です。
☑ 経費:固定費+変動費 ☑ 給料:毎月の生活費 ☑ 借入金の返済額 |
この3つがあれば資金繰りはでき、あとは個別事情の調整をするだけでできます。
金額も千円単位~万円単位で十分で、細かくしすぎないことがポイントです。
基本的には、常に見るものではなく、月に1回見直しをすれば大丈夫。
私の場合は、
・仕事用の資金繰り表
・プライベートの資金繰り表
を作成しており、月に1回見直している程度で運用しています。
資金繰り表の最大のメリットは先が見える。
人は先が見えないことが一番不安であり、先の予測ができれば事前に対策も打てます。
特に、変化が激しい近年は、1年や10年先を考えるよりも、まずは3カ月先をしっかりと見えるようにしておきましょう。
まとめ
資金繰りは事業を継続していく上で最も重要なことですが、資金繰り表を作っている方は少なく、知られていません。
多くの方は、資金繰り表よりも、決算書(確定申告書)のほうが知っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、決算書は売上や経費を基に、事業の過去の資料として計算されるものであり、資金繰りは今とこれからを示すものとなります。
ビジネスを継続的に、計画的に進めていくためにも、資金繰りを一度作ってみることをおススメします。
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