個人経理

毎日のお金の記録できていないなら『現金預金の増減』だけでも見る

毎日のお金の記録は重要ですが、毎日するのはハードルが高く感じる方もいるのではないでしょうか。

しかし、事業は日々進んでいき、お金の動きも毎日あるはずです。

もし、お金の記録が進まずいるなら、『現金預金の増減』だけでもチェックして、今年のお金を把握しておきましょう。

 

 

現金預金の増減をチェック

私は
・毎日記録
・毎日経理
を言いづけて実行していますが、面倒ではないか?と言われたら、面倒です。

しかし、これがあるからこそ、未来のお金の予測もできるので安心して投資ができるし、今の事業が上手くいっているか、いっていないかも把握できるので、軌道修正もすぐにできます。

お金の記録をすると、
・今のお金の残高
・未来のお金の予測
・過去のお金の使い方
など、知れる情報が多く、これが事業にも生きています。

もし、毎日の記録ができなくて、現在のお金の状況が把握できていないなら、『現金預金の残高の増減』だけでも見ておきましょう。

 

①現金預金の合計は増えているか

2019年12月31日の残高と今を比べれば、お金の増減が分かります。

もし、今の残高が減っていれば、
収入<支出

反対に
今の残高が増えていれば、
収入>支出
です。

これに、今後支払うべきもの、収入として入ってくる予定のものを足し引きすれば、正確でないものの現在の事業の状況が分かります。

考え方としては、
・今日から一切仕事をしなくなった場合どうなるのか?

 

【計算の前提】
①現金預金の合計
 2019年12月31日の残高:100万円
 2020年7月31日の残高:550万円
 であれば単純に450万円増加。

②これに、売上が決まっていて、8月以降は入金を待つだけの状態のものがあれば足します

③逆に、支払が決まっていて(※)、8月以降は支払いをするだけの状態のものがあれば引きます。

④借入金、助成金があればそれは引きましょう。

 

【具体例】
②請求書はお客様に渡しており、入金されていないもの
③請求書が来ていて、支払っていないもの、カードで購入して引落しがまだのものなど
④借入金で入金されたもの、持続化給付金で入金されたものなど

 

【結論】
①現金預金の合計:450万円増加
 2019年12月31日の残高:100万円
 2020年7月31日の残高:550万円
②入金待ち:100万円
③カードの引落とし予定:200万円(8月、9月の合計)
④借入金と持続化給付金の合計額:300万円

結論:①+②-③-④
  450+100-200-300=50万円
事業で儲けたのは、50万円と出てきます。

 

私用で使っていれば儲けはもっと増えますが、そこは記録をしておかないと分かりません。
ざっくりと数字を見直すなら、この手法もあります。

 

とりあえず、今の事業が儲かっているかざっくりでもいいから知りたいと思う方はいちど計算してみてはいかがでしょうか。

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araihirofumi
araihirofumi
経理のフリーランスとして仕事をしている「超経理 新井」です。 資金繰りを通して、お金の診断を行い、手元に残るお金を増やすサポートさせて頂いています。 今のお客さまの中には、1年で売上が6倍、手元に残るお金が10倍になったお客さまもいます。 「攻めたい社長」に並走できる、経営の分かる経理マン。会社の財務基盤を強くする専門家。 ✓毎月のお金の心配から解放されたい…! ✓経理業務の煩わしさを何とかしたい…! ✓社長が本来すべき、未来をつくる仕事に専念したい…! そんなあなたに、客観的に数字に向き合い、タイムリーな財務情報の提供を通じて、テンポの良い意思決定と強い経営基盤づくりをサポートしています。 地味で面倒に思われがちな経理業務ですが、数字が見えているからこそ積極的に経営に係われるはず…!そんな思いを込めて「超経理」と名付けました。