テレワークのメリット・デメリットを考えてみると、圧倒的にメリットが大きく、個人的にはテレワークは進めていきたいのですが、私の会社ではテレワークの頻度が増えているわけではありません。
ただ、これまでに(会社員としては)経験のないテレワークを実施してみて、メリット・デメリットを感じたのでまとめておきます。
テレワークのメリット
①集中力の向上
②時間の短縮
①集中力の向上
テレワークのメリットの最も感じたのが、集中力。
テレワークだと、電話なし、声かけ無し、自分のペースで仕事を進めることができるので、集中力が上がります。
集中力が上がりすぎて、仕事の後の疲労感はいつもより大きいですが、早く終わることはメリットです。(早く終わったので読書を少し)
②時間の短縮
通勤や着替えが不要なので、時間がかなり短縮できます。
私の場合だと、通勤を電車で行くと往復で60分。事前準備を含むとおおよそ90~120分は通勤にかかってしまいます。
これがテレワークであればPCをつけるだけで終わるので、5分もかかりません。
この差は大きく、1年続けば27,600分((120-5)×20日×12月)=460時間=19.2日の削減が可能です。
通勤を無くすことで、定期代、事務所家賃を減らすことができますので、会社としてもメリットは大きいでしょう。
テレワークのデメリット
①紙の資料
②個人差が大きい
テレワークのデメリットとして、紙資料が確認できないこと。
経理の仕事だと、契約書や請求書が紙ベースでしか保管されていないと、会社に行かなくてはいけません。
今の時代、紙を扱のか?と気になる方もいるかもしれませんが、実際問題としては、ペーパーレスは会社全体として取り組まないと進んでいかないことなので、なかなか進まないのが現状ではないでしょうか。
更に、現金を扱っている場合も、現金を自宅に持って帰るわけにはいかないので、やはり会社に行く必要があります。(こちらもなかなか進んでいません。)
ペーパーレス、キャシュレスは経理にとって、テレワークを進めるために必要な課題であり、テレワークが進まない要因にもなっています。
②個人差
ひとりで作業が得意な方もいれば、ひとりが得意な方いて、私は学生時代から自宅で勉強するタイプでしたが、自宅よりもカフェや学校でやっていた方もいるのではないでしょうか。
これは、向き不向きもあるかもしれませんし、工夫が必要です。
音楽をかける、チャットやオンライン電話をつないでいつでも声が掛けられる状況にしておくなど、何度か試して改善するしかないかと思います。
いずれにせよ、個人差が大きく出てしまうのは、会社としてはデメリットになるかもしれません。
テレワークが進まない理由
テレワークが進まない理由としては、達成感と満足感が得られないことがあるのかと考えています。
会社に行った、という達成感。
会社でみんなで仕事をした、という満足感。
これを得るには会社に行くしかありません。
指標としてはブレていますが、やった感という意味では、会社に行くほうが得られるので(特に年配の方は)テレワークには否定的な意見が多く出ています。(私の会社だけかもしれませんが)
この改善するには、指標や目標などを作り変える必要があり、時間がかかるもの。
これも、会社として取り組みが必要になってきますので、この辺がテレワークが進まない原因ではないでしょうか。
【編集後記】
週末は個人の方の経理と決算作業。その後、自社の計画の見直しをしました。今年はいくつか試していきたいことがあるので、少しずつ出していく予定です。