試合でリタイア。
これまで陸上人生20年を超えていますが、人生初めてのリタイアになりました。
東尋坊愛のマラニック103km 8時間71.8kmでリタイア
2019年5月25日(土)に行われた、ウルトラマラソン。
福井県三国町の東尋坊をスタートして、福井県勝山市にある平泉寺白山神社までの往復103kmのレース。(東尋坊~坂井市役所~丸岡城~越前竹人形の里~平泉寺白山神社)
・制限時間は15時間(朝5時スタートで20時まで)
・関門はゴールを含めて4つ
今回のポイントは86.4km地点(制限時間12時間35分)でしたが、ここに届きませんでした。
順調に入った40km
ウルトラマラソンは2回目で、
2017年10月14日(土)第6回 能登半島すずウルトラマラソンに参加【完走】しています。
前回は、前半に飛ばしてしまい後半に大失速をしましたので、今回は前半のペースを抑えることに専念しました。
40kmの通過が4時間32分46秒(前回:3時間48分46秒)。
前半は1kmを6~7分ペースで走り、後半の落ち込みを抑える作戦です。
東尋坊愛のマラニックは、全体的にアップダウンがないものの、暑さとの闘いになります。(去年も暑さが影響して完走率は低い:55%)
そのため前半で体力を使ってしまうと後半に持ちません。(今回は大会が始まって初めて、気温が33度になりましたが。)
スタート当時は15度と、とても涼しく風も少しあったので、気持ちよくいいペースを刻めました。
後半になって足が止まりリタイア
40kmを過ぎると、コース唯一の登りがあります。ここは初めから歩くことを決めていたので難なくクリアできましたが、そのアップダウンが終わり60kmを過ぎたころから急に足が進まなくなりました。
残り40km。気温も上がってきて、暑さ、疲労との勝負に。
胃も痛くなり、少し休憩を長めに取りながら進むものの一向に回復せず、さらに、食切れを起こし、身体に力が入らなくなってしまい、ここまでは『1kmを5分30秒~7分』で走ってきましたが、60km以降は1km当たり8分~10分。66km以降は歩くことしかできなくなり、10分以上になっています。
気温も33度に上がり水分が欲しくなるものの、エイドは遠く、唯一見つけた自動販売機は全て売り切れ。
前を走っている方も、熱中症のためか嘔吐を繰り返しています。
ここまで来ると「リタイア」がよぎります。
進むか、やめるか。
66.4kmのエイドで友人Tさんと会話すると、
「ここらか走り続けなければ間に合わない」
走ることが条件ならば、とにかく走るしかないと腹をくくり、走り出します。
しかし、走って、100mで止まるを繰り返し、71.8kmのエイドで、「進みますか?」の質問に「リタイアします。」。
残り時間と残り距離を見ると、70kmを通過したのは15時。残り33kmで5時間と考えれば間に合わないこともありませんでしたが、走り続けることが難しいと考え決断。
人生初のリタイアが地元のマラソン大会になりました。
今回の反省点とマラソン
ウルトラマラソンは人生で2回目ですが、前回よりトレーニングはしており、40km2回、30km1回をしており、ケガもなく当日を迎えていました。
今回の敗因は積み重ねができていなかったこと。
2012年から週1回しか練習しておらず、継続的なトレーニングができていませんでした。
積み重ねでしか結果は出ない
トレーニングは一気に強くなるものではなく、日々の積み重ねが必要です。
マラソンでも、トレーニングは
・走る
・筋トレ
・食事
の3つが重要です。
社会人になった当初は週5日練習をしており、筋トレ、食事節制にも力を入れていました。
仕事も同じですが、日々の少しの積み重ねは欠かせません。
少しの「ちょっとくらい」という油断が、少しずつ力を弱めていきます。
「慣れ」が危険
週1回の練習でも、フルマラソンのセカンドベストが出たり、ウルトラマラソンを完走してきたので、完走が当たり前という「慣れ」がありました。
以前できたことが、今回も出来るとは限りません。
今の自分のベストを尽くすことが、マラソンも仕事も欠かせません。
「慣れ」というのは怖いものです。
言い訳の天才は自分自身
苦しい時は言い訳をしたくなります。
「熱いから」
「足が痛いから」
「練習不足だから」
自分が苦しくなると言い訳が出ます。
だからこそ、言い訳のないくらいにトレーニングや下調べは必要。
言い訳の天才は自分自身です。
【編集後記】
ウルトラマラソンの後は、みんなで打ち上げと反省会(仲間5人で参加して全員途中リタイア)。
私は疲労からか、飲むのが苦しく、早めに就寝しました。
【昨日の息子】
福井県に来ると、夜の散歩をしたがります。水鉄砲を片手に、近所をうろうろ。
犬の叫び声を聞いた瞬間、実家にダッシュで帰っていきますが。。