記録術

昨日のことは74%忘れている。明日のために記録する。

昨日のできごとを覚えていますか。

 

人間は記憶しことの74%を翌日には忘れていると言われています。

 

これはあくまで、記憶したこと、正確には記憶しようとしたことの忘れる割合です。

 

つまり、テストや試験に試験に向けて必死で覚えたとしても、そのうち74%は翌日に忘れてしまうということ。

 

日常の出来事を記憶するように行動している人はいないでしょう。

 

昨日の出来事なら完璧に忘れていても不思議ではありません。

 

だからこそ、記録にこだわり、記録を続けています。

 

 

エビングハウスの忘却曲線

 

ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスは実験において、記憶したことを翌日になると74%忘れるということを実験で示しています。

 

これは人間はいかに忘れる生き物かを示しており、人間の記憶力の低さをしめした結果とも言えるでしょう。

 

忘れるから記録する

 

私は記憶に全くの自信がなく、暗記も苦手です。だからこそ、記録を継続しており、記録を見直すことで改善に繋げてきました。

 

私が現在記録していることには次のようなことがあります。

 

  • 24時間の行動記
  • 起床時間・睡眠時間
  • こづかい帳
  • 摂取カロリー・体重
  • ひとこと日記

 

1の24時間の行動記を付けていることで1日の自分の行動が分かります。

下記は、とある1日。

 

4時30分起床。

ミィーティングの資料作成

30‘JOG

自転車通勤

会社で花に水やり

税理士の対応

昼にドーナツとサンドイッチ

昼休みに読書

経理ソフトの年次更新(これがうまくいかない)

自転車で帰宅

大型ごみの廃棄シール購入

大型ごみを出す

息子におやすみ

MTG資料作成

夕食

友人とメッセージのやりとり

睡眠

 

このような1日でした。

 

1日の流れを記録しているので分かりますが、記録なしに答えろと言われたらできません。

(できる方もいるかもしれませんが)

 

自分の行ってきた行動さえ、記録なしには思い出すことは難しい。

 

記録したからすぐに何かの改善につながり、良くなるか?

と言われると、そうは言えませんが、記録し続けることで改善ができることは事実としてあります。

 

例えば、体重が4月には増えており、体脂肪率も3%上昇しました。

この原因を探り、行動を変えた結果、体脂肪率は3%減。

 

元に戻すことができました。

 

記録の中には、今の状態(現状)を示す根拠が含まれており、理想に向けた改善策を具体的に立てることができます。

 

何か改善するときに重要となるのは、具体的な行動。

 

何かを変えたいと思ったら、まずは現状把握をするために記録はおススメです。

 

 

まとめ

 

忘れるから記録ではなく未来につなげる記録

 

人間が忘れる生き物であることを前提に考えれば、行動や考えを記録し、それを活かさない手はありません。

 

記録することで忘れても大丈夫な状態を作り、記録を見直し、次への改善に繋げることができます。

 

頭で思い出したり、考えているだけでは、脳が混乱し整理できなくなってしまいます。

 

自分の頭の中を整理し、思い出すことや記憶することに力を使わず、改善する、アイディアを考えることに脳を使っていきましょう。

 

記録は、いわば仮置き場。

 

そこに置いた情報を未来にいかに繋げるか、そこが重要となります。

 

記録力にあたよらず、記録に頼る仕組みを作ってみてはいかがでしょうか。

 

【編集後記】

ここ最近肩こりがひどく、背中が痛くなりそうだったのでマッサージへ。

身体のメンテナンスがより重要な年齢になってきたことを実感しました。

身体のバランスが崩れやすいので、今後はこれまで以上に注意が必要です。

 

【昨日の息子】

昨日は妻の実家へ行くと、驚きなのか少し敬遠ぎみ。

帰りもあっさりと「バイバイ」。

もう少し絡んでくれてもいいのですが。。

 

【1日1新】

PDCAノートの作成

新規改善案の考案

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araihirofumi
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経理のフリーランスとして仕事をしている「超経理 新井」です。 資金繰りを通して、お金の診断を行い、手元に残るお金を増やすサポートさせて頂いています。 今のお客さまの中には、1年で売上が6倍、手元に残るお金が10倍になったお客さまもいます。 「攻めたい社長」に並走できる、経営の分かる経理マン。会社の財務基盤を強くする専門家。 ✓毎月のお金の心配から解放されたい…! ✓経理業務の煩わしさを何とかしたい…! ✓社長が本来すべき、未来をつくる仕事に専念したい…! そんなあなたに、客観的に数字に向き合い、タイムリーな財務情報の提供を通じて、テンポの良い意思決定と強い経営基盤づくりをサポートしています。 地味で面倒に思われがちな経理業務ですが、数字が見えているからこそ積極的に経営に係われるはず…!そんな思いを込めて「超経理」と名付けました。